突然の倒産/リストラで住宅ローンが払えない





突然の倒産/リストラで住宅ローンが払えない

長引く景気低迷の影響で多くの企業でリストラが行われています。また、企業が倒産してしまい、倒産による突然の解雇も多くなっています。再就職をしようにも、中高年や定年後の高齢者雇用は厳しい状況が続いています。また、転職できたとしても、転職前の同程度のお給料がもらえるケースは稀です。

ご相談者さまも、金融機関も、住宅ローンを組む時は勤務先の給料をベースに計算します。このような突然のリストラや倒産が起きた場合はその前提が崩れてしまい、住宅ローンの返済に苦慮するという方が多くいらっしゃいます。平成25年3月末までは中小企業金融円滑化法の影響で、リストラや倒産による解雇の場合、金融機関等による返済条件の見直しが可能でした。しかし、中小企業金融円滑化法が終了し、新たに返済条件を見直すというのは難しくなってきています

返済がほとんど終わっている、または貯金が十分にあり住宅ローンが完済できるという場合以外は、返済負担を軽くしない限り住宅ローン破綻は時間の問題となってしまいます。そのため、当協会にご相談いただくほとんどの方が、自宅を売却し、月々の負担が少ない賃貸住宅への住み替えを行っています。

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会社が倒産、新たな仕事も見つからず住宅ローンが払えない

ご相談内容:
20年間勤めていた会社が急に倒産してしまった。最後の給与は支払われず、もちろん退職金も出なかった。やっとの思いで見つけた仕事は給料が以前の半分。とてもじゃないけど住宅ローンを最後まで払えない。
協会のアドバイス:
このままでは苦労して貯めた貯金が取り崩されていき、貯金が底をついた時点で住宅ローン滞納→競売となってしまうことが予想されます。そのためには、収入が減ってしまった分、月々の住宅コストも減らすことが必要です。

具体的にはご自宅を売却し、住宅ローンの支払いよりも家賃が低い賃貸住宅への住み替えが必要です。ローンを完済しても手元にある程度の現金が残るようであれば、それを頭金にして自宅を買い替えることも可能です。

リストラされ再就職も厳しいが、まだ住宅ローンが残っている

ご相談内容:
勤めてきた会社の業績が悪化。50代の中間管理職だった私は真っ先にリストラ対象に…。転職活動をしてみたが50代の自分に条件の良い求人は見当たらない。失業保険で今は何とかなっているが、それが切れたら生活できない。住宅ローンの支払いも滞ってしまうだろう。どうしたら良いか分からない。
協会のアドバイス:
失業保険がまだ続いているうちに次の手を打つ事が大切です。就職先が見つからない場合、就職カウンセリングや職業訓練、転職サービスを利用することで、新たな分野・業種での就職も検討できるようになります。当協会では外部機関と連携し、職業安定所への登録補助、就職カウンセリングや職業訓練制度のご紹介などを行っておりますので、そちらの活用もご検討ください。。 また、転職活動をしながら、ご自宅売却に関する準備も同時にされることも大事です。転職後に想定される年収と比較して、住宅ローンの返済負担が重過ぎる場合、ご自宅を売却して、月々の負担が少ない賃貸住宅に住替える必要が出てくる可能性があるためです。そういう状況になってしまってからではなく、準備の第一段階として、ご自宅の価格査定を行い、ご自宅を売却することで住宅ローンを完済できるか、まず当協会にご相談ください。

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