任意売却するなら離婚前!離婚後の住宅ローンリスクが大きくなるワケ





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任意売却するなら離婚前!離婚後の住宅ローンリスクが大きくなるワケ

掲載日:2022年07月10日 最終更新日:2022年07月11日

幸せな家庭を築けられると信じて、夫婦で購入した家やマンションも、
離婚によって手放さなければならない事になることは本当に辛い決断です。

離婚は単に男女が別れれば済むという話ではなく、当然ながらのさまざまな問題が発生します。
とくに、離婚する際に住宅ローンが残っている場合は注意が必要です。
住宅が共同名義の場合など、夫婦でローンを組んでいるときは離婚時のトラブルの元になります。
住宅ローンを残したまま離婚してしまうと、
後々取り返しのつかない事態に陥ってしまうことがあるので、離婚前にしっかり話し合うことが大切です。

可能であれば離婚前に自宅を売却し、住宅ローンを完済することは一つの解決案です。
ただ、住宅ローンの残額が多く、家を売っても全て返せない場合も多くあります。そんな時には任意売却で解決することが出来ます。

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離婚に伴う住宅ローントラブル

離婚の際に発生する住宅ローントラブルには、次のようなケースが挙げられます。

■連帯保証人になっているとき
住宅を購入するときに離婚を前提としている人は恐らくいないでしょう。
そのため、ローンを組むときに、夫が債務者、妻が連帯保証人となるケースは珍しいことではありません。
それが離婚となると、少なくともどちらか一方は住宅から出ていくことになるので、住宅ローンの返済義務を両者で負い続けることに抵抗を感じるのは当然です。そのため連帯保証人を外れたいという希望を持つ人は多いです。しかし、離婚しても住宅ローンの連帯保証人から外れることは難しいのが現実です。

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■財産分与の問題
離婚の際には、夫婦で築いた財産を分割することになります。財産にはもちろん住宅も含まれますが、問題は住宅ローンが残っている場合です。とくに、住宅の売却額が住宅ローンの残債務を下回る場合は、売却後に、残ってしまったローン返済について離婚前にしっかり協議しておく必要があります。住宅ローンが返済できなくなったために、元夫と元妻がともに破産してしまうというトラブルは起こり得るのです。また、どちらか一方が住宅に住み続けるのか、売却するケースもありますが、どちらがいくら返済するのか、そして返済が滞ったときはどうするのかをしっかり話し合う必要があります。

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離婚がもたらす、住宅ローンの最悪の事態

上に紹介したように、離婚の際の住宅ローントラブルを回避するためには、離婚前に住宅ローンの返済について、しっかり話し合っておくことが大切です。
住宅ローン問題を残さずに、すっきりと離婚したいという人は少なくないと思います。そんな場合には、思い切って住宅を手放すという選択も視野に入れておきましょう。
そこで問題になるのが、住宅ローンが残っている場合です。
もし、住宅を売却して住宅ローンが完済できれば、大きい問題にはなりにくいです。売却して残ったお金を、夫と妻で分割することになるでしょう。

一方、住宅を売却してもローンが残ってしまう場合は簡単ではありません。
家を売った後もローンが残るので、誰がどのように支払っていくのかクリアにしておく必要があります。
自己資金で一括返済できれば問題ありませんが、できない場合、銀行は抵当権を外してくれないケースがほとんどです。つまり住宅ローンが残っている状態では、物件を売却することも難しいということです。

実際には離婚によって金銭的な負担が増える人が多く、ローンの返済が滞った結果、
債務者である元夫も連帯保証人の元妻も破産してしまうという最悪の事態に陥ることもあります。離婚では精神的にも、大きなダメージを受けます。
そんな中で経済的にも破綻してしまうのは、なんとしても避けたいもの。
このような事態にならないために、任意売却という方法についても知っておくと良いでしょう。

離婚前に考えたい任意売却

任意売却は住宅ローンの返済が残っていても住宅を売却することができます。さらに、売却後のローンの残債について返済額を見直すこともできる方法です。離婚の際に、ぜひ検討したい方法のひとつです。

離婚を機に住宅を手放した場合は、夫も妻も引っ越すことになり、それぞれに家賃や生活費がかかるので、住宅ローンの返済は離婚前よりも二人に重くのしかかります。任意売却は売却後に住宅ローンの返済額を無理のない範囲に変更できるので、新生活での経済的な負担を軽くできます。

任意売却では、債務者と債権者の全員の承諾が必要になります。ここでは連帯保証人の承諾も必要になるので、夫婦でローンを組んでいる場合は、離婚前に話し合っておくことが大切です。
離婚後はお互いの接触をできるだけ避けるために、連絡がつかなくなってしまうケースが多く、一方に連絡が取れないと住宅を売るに売れない状況になる恐れがあります。
任意売却後も債務者や連帯保証人はそのままの責任を負います。
離婚前に任意売却後の残債の支払い方法、支払いが停滞したときの対処法など、専門家に相談しながら話し合っておくと良いでしょう。

お金の問題は離婚前の協議が大切

離婚経験者の多くが、離婚では大きなストレスを経験すると語っています。精神的にもつらい時期ですが、お金の問題は放置するほど大きくなってしまいます。離婚前に夫婦で話し合い、住宅ローン問題を先送りしないことで離婚後のトラブルを減らすることができます。

離婚の際などは特に、当事者間だけでは解決しづらいこともあるでしょう。
債務整理には多くのケースで連帯保証人となっている配偶者の方にも負担がかかります。
そのため、債務問題が原因で離婚される方も少なくありません。離婚される方の中には話し合いでは結論が出ず、離婚調停や裁判を行う場合もあります。
当協会では離婚調停や裁判のお手伝いの一環として、当協会顧問弁護士によるサポートも行っております。

※離婚調停や裁判での弁護人となる場合は費用が発生致します。詳細はお問合せください。

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